合格発表
令和4年3月16日 今日は息子の合格発表
Webでの合格発表は9時から。
8時59分にアラームをかけ
9時と同時にページを開くが、ページが読み込めない。
みんな気になるようだ。
5分後閲覧できるようになり期待して見てみると・・・
ない。。。
聞いていた受験番号を、再度、確認してみる。
んんっ?無い。。。
まさかとは思ったが、定時制高校に落ちたようだ・・・
今思えばデリカシーがないが、息子のLINEに
「落ちてたね。今日から違う道で頑張って!」
と前向きな言葉を残し、元嫁と連絡を取った。
「どうしよう」
さすがに困った様子で、次の手を探していた。
どうも、そんな子供たちの為に二次募集があるらしい。
すぐに、片道1時間以上かかる定時制高校に願書を出した。
その日から5日間、息子との勉強合宿が始まった。
勉強合宿
過去問を買ってきて見てみるが、勉強をしてきていない私には難しい。
教えるのは諦め、スケジュールを組む。
すべてをこなすだけで10日はかかる。何を諦めるかも重要だ。
テストを広げ、問題の解説動画を探す。
YouTubeをOneNoteに貼り付け、受講してから、問題を解くスタイルで進めることにする。
教科書もみてない息子の取っ掛かりには、理科の実験はピッタリだった。
使ってない脳みそのわりには社会の暗記はまあまあ出来た。
何度も繰り返せたのも良かった。
数学は特に印象深い。始めた頃は二人共、算数と呼んでいた。
考え方さえわからない中、分数の足し算、引き算、掛け算、割り算。
因数分解、ルートの計算と一つずつ片付けていった。
ある時、覚醒したかのように覚えていく時があった。
さぞ面白かったのだろう笑顔が弾けていた。
「天才現る!」二人で盛り上がった。
どんな高得点がでるのか!
楽しみにテストをしたところ、なんと…0点。
世の中は甘くなかった。やる気がドカッと下がったのは言うまでもない。
夜が更けていたが、ここでやめるわけにはいかないと、無理やり頑張らせた。
そのかいもあってか、最後は一番自信があったようだ。
国語は可もなく不可もなく、唯一50点以上を初めからキープ出来た。
最後まで何が正解かわからなかったのが英語で、もちろん喋れない私は勉強法が見つけられなかった。最後の手段、ポケトークを買ってきてヒヤリングの環境は整えた。
あとは単語と文法のプリントを作り暗記させた。
前日は22時に就寝することを決めていたので、最後の4時間は自由に勉強させた。
忘れていたが、面接にはかなりの時間を費やした。
一度目の面接内容をベースに、問答集を作り、練習しては言いやすく改良した。先生にはネガティブは省くように指導され「高校に落ちてしまい、諦めきれない気持ちで」の部分は削除した。
いろいろ練習したが、大切なのは本人の気持ちを固めること。
「何がしたくて、何を頑張りたいのか?」
子供の言葉を、大人が聞きやすく調整するのがよいと感じた。
とりあえず、出来ることはやった。運が良ければなんとかなる。
あとから思ったが、ポケトークを買わず、スマホの翻訳アプリでもよかったかも。
試験当日
車で復習をしながら会場へ向かった。
時間は、ゆとりの上にゆとりを持ちたい。使い知った道だが大渋滞で、かなり焦った。
無事送り届けて、近くで半日時間をつぶし、試験終わりに迎えに行くと
笑顔でかけよってきた。
「試験はできた!面接は及第点」
満足できる成果だったようで良かった。
上機嫌の帰り道だが、念のため落ちる可能性があることを、例をあげて説明した。
(高校野球の準優勝落選事件・就職の出来レース)
桜咲く
不登校、不勉強、準備不足で挑んだ入試には、しっかり落としてもらい、義務教育のように甘くない事を学び。
苦しいくらい頑張れば結果が出ることも体験できた。
一歩前進、これから始まる学生生活を楽しんで欲しい。